

神奈川県大和市中央林間の『ひらの動物病院』です。
本サイトでは、当院で実施している 『免疫療法(活性化自己リンパ球移入療法)』 の加療実績の報告を致します。ご紹介・ご案内・ご説明等の装飾的なページ・文言は全て省き、
●免疫療法は、どうやって行われているのか。
●どういったワンちゃんや猫ちゃんが、免疫治療をけているのか。
●免疫治療とは、どういうものなのか。
●免疫療法で、どういった効果が得られているのか。
等について、皆様にご理解、あるいは、ご評価いただく為のデータ・情報のみをUPしています。この行の右側のカテゴリー欄(CATEGORIES)で、免疫療法を受けたワンちゃん・猫ちゃん毎の経過を閲覧する事が可能です。→
読み易さ、読み物としての楽しさはありませんが、ご閲覧いただいた皆様、あるいは、ワンちゃん・ネコちゃんの免疫療法を必要とされているご家族に、当院における 『免疫療法(自己活性化リンパ球移入療法)』 の実際を、ご理解頂く足がかりとして頂ければ幸いです。尚、当院のご紹介・ご案内は、ひらの動物病院ホームページ をご参照ください。宜しくお願い致します。
ひらの動物病院 病院長 平野 由夫
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当院での免疫療法の実績が症例報告として 『獣医臨床総合誌 Companion Animal Practice -CAP-』 に掲載されました
『不完全切除後の乳腺癌症例に対して活性化自己リンパ球移入療法(CAT療法)を実施し、12ヶ月間の局所再発ならびに転移の制御、良好なQOLが得られた犬の一例』
December 2010 No.258
『活性化自己リンパ球移入療法(CAT療法)の実施により15ヶ月間の良好なQOLが得られた犬の肝細胞癌の一例』
February 2011 No.260
今回、-All About- 専門家マッチングサービス All About ProFileさんのご協力のもと、多くの皆様からご要望を頂いていた 『がん免疫療法』についてのメール相談 をスタートすることになりました。
がん三大療法に加えて、さらに一歩すすんだ 腫瘍に負けない身体づくりへの取組みであり、輝かしいQOL(生活の質)を保つ第四の療法としての、がん免疫療法について、
●その基本的な考え方
●具体的な加療方法・費用
●臨床例における加療実績 etc.
を、ワンちゃん・猫ちゃんのがんと向き合うすべてのご家族にご参考頂きたいと考えています。優しく穏やかな生活を支える為の セカンドオピニオンへの第一歩 となれば幸いです。![]()
KVちゃん (犬:フラット・コーテッド・レトリバー 10歳1ヶ月 免疫療法開始時:9才3ヶ月)
〔疾患名〕基礎疾患なし。
〔主訴〕加齢に伴うQOLの低下の予防を目的として免疫療法希望。体調に変化は認められない。新しく家族に迎えた仔犬とも仲良く過ごしている。
〔免疫関連処置〕血液学的検査、点滴投与用静脈留置、自己活性化リンパ球点滴投与 / 前回検査時に認められた血小板の軽度の低減は正常域に回復して認められる。他、特記すべき異常は認められない。
〔免疫療法目的・方針〕QOLの維持。任意間隔にて投与。
●次回、活性化リンパ球培養用採血7回目については、電話連絡にて予約予定。
KVちゃん (犬:フラット・コーテッド・レトリバー 10歳1ヶ月 免疫療法開始時:9才3ヶ月)
〔疾患名〕基礎疾患なし。
〔主訴〕加齢に伴うQOLの低下の予防を目的として免疫療法希望。日常生活は安定しており、特に不安になることはない。
〔免疫関連処置〕血液生化学的検査、血液学的検査、活性化自己リンパ球培養用採血(左側サフェナ静脈より8ml) / 血小板数に低減が認められるが病的判定保留(次回、活性化自己リンパ球移入時に再チェック予定)。
〔免疫療法目的・方針〕QOLの維持。任意間隔にて投与。
03/09:院内培養室にて単核球層を分離し、抗CD3抗体に播種〜継代開始
03/16:院内培養室にてIL-2を感作
03/23:活性化自己リンパ球移入療法6回目予定。
ATちゃん(犬:ミニチュア・ブルテリア 9歳2ヶ月)
〔疾患名〕腎細胞癌(肺に砲弾状多発性転移病巣を認める。腹腔内リンパ節転移を認める。頚部皮膚面に転移病巣の発現を認める。
〔主訴〕病期を理解した上で、QOLの維持、腫瘍病態の進行遅延を目的とした免疫療法を希望。
〔免疫療法関連処置〕点滴投与用静脈留置、自己活性化リンパ球点滴投与 / 寝起きが悪く、昼近くになってくると食欲が出てくる様子。2〜3日前まではほぼ全量を食べていたが、昨日あたりは5〜6割程度しか食べてくれず、食欲に少なからず波があるようだ。一週間前位に一度吐いたが、その後、嘔吐は認められていない。 / 10月診療時BW14.30kg、診療時当日BW14.15g / 体重に著変は認められない。
〔併用処方薬等〕なし
〔免疫療法目的・方針〕 腫瘍性変化の進行遅延ならびにQOLの維持。2週間隔で投与維持。ご家族の希望により5回目投与完了につき一旦休止。
ATちゃん(犬:ミニチュア・ブルテリア 9歳2ヶ月)
〔疾患名〕腎細胞癌(肺に砲弾状多発性転移病巣を認める。腹腔内リンパ節転移を認める。頚部皮膚面に転移病巣の発現を認める。
〔主訴〕病期を理解した上で、QOLの維持、腫瘍病態の進行遅延を目的とした免疫療法を希望。
〔免疫療法関連処置〕点滴投与用静脈留置、自己活性化リンパ球点滴投与、活性化自己リンパ球培養用採血(右橈側皮静脈より8ml) / 朝ごはんを食べないことがあり、食欲が安定しない。好きなお肉などは喜んで食べているが、数日続くとぱたっと食べなくなる。昨夜、ワンちゃん用のケーキをあげたらそれは喜んで食べた / 体重に著変は認められない。
〔併用処方薬等〕食欲の安定化を期待し、塩酸シプロヘプタジン投与開始(投薬とともに採食不良が起きるとのことからCOX-2阻害薬は休薬)。
〔免疫療法目的・方針〕 腫瘍性変化の進行遅延ならびにQOLの維持。2週間隔で投与維持。
12/25:院内培養室にて単核球層を分離し、抗CD3抗体に播種〜継代開始
1/1:院内培養室にてIL-2を感作
1/8:活性化自己リンパ球移入療法5回目予定
ATちゃん(犬:ミニチュア・ブルテリア 9歳2ヶ月)
〔疾患名〕腎細胞癌(肺に砲弾状多発性転移病巣を認める。腹腔内リンパ節転移を認める。頚部皮膚面に転移病巣の発現を認める。
〔主訴〕病期を理解した上で、QOLの維持、腫瘍病態の進行遅延を目的とした免疫療法を希望。
〔免疫療法関連処置〕点滴投与用静脈留置、自己活性化リンパ球点滴投与、活性化自己リンパ球培養用採血(右橈側皮静脈より8ml) / 薬を混ぜる事が原因と思われるが、通常あげていたフードの嗜好性が落ちてきた。玄米やお魚、お肉を混ぜることで、日量は食べている。ゴマ油をすこし混ぜたら便通がよくなり、嗜好性もあがった気がする。5日前に吐いた。その前はさらに10日ほど前に嘔吐があり、1〜2週間隔で単発的な嘔吐が認められる。頚部の腫瘤部分がなだらかに膨らんでいる。
〔併用処方薬等〕なし(投薬とともに採食不良が起きるとのことからCOX-2阻害薬は休薬)
〔免疫療法目的・方針〕 腫瘍性変化の進行遅延ならびにQOLの維持。2週間隔で投与維持。
12/11:院内培養室にて単核球層を分離し、抗CD3抗体に播種〜継代開始
12/18:院内培養室にてIL-2を感作
12/25:活性化自己リンパ球移入療法4回目予定
KUちゃん(犬:MIX 13歳11ヶ月)
〔疾患名〕鼻腔腺癌 (2年前の大学病院受診時にMRI検査にて評価との事)
〔主訴〕腫瘍性病変の進行遅延ならびにQOLの維持を目的とした免疫療法を希望。一週間ほど前から口腔内からの出血が始まり、食べにくそうな状況が数日あり、その後、食欲が低下してきている。腫瘍部の腫大・腫脹が顕著になってきた。
〔免疫療法関連処置〕左頚静脈より翼状針経由にて自己活性化リンパ球点滴投与
〔併用処方薬等〕かかりつけ動物病院にてピモベンダン、塩酸ベナゼプリル等、僧帽弁閉鎖不全症に起因するうっ血性心不全に対する処方。持続的な高窒素血症に対して吸着剤処方経過中。抗生物質ならびに塩酸シプロヘプタジンを処方。
〔免疫療法目的・方針〕 腫瘍性変化の進行遅延ならびにQOLの維持。3週間隔での投与5回完了後、4週間間隔にて投与経過中。
12/19:活性化自己リンパ球培養用採血15回目予定。
ATちゃん(犬:ミニチュア・ブルテリア 9歳2ヶ月)
〔疾患名〕腎細胞癌(肺に砲弾状多発性転移病巣を認める。腹腔内リンパ節転移を認める。頚部皮膚面に転移病巣の発現を認める。
〔主訴〕病期を理解した上で、QOLの維持、腫瘍病態の進行遅延を目的とした免疫療法を希望。
〔免疫療法関連処置〕免疫療法用血液スクリーニング検査、血液塗抹検査、点滴投与用静脈留置、自己活性化リンパ球点滴投与、活性化自己リンパ球培養用採血(右橈側皮静脈より8ml) / 食べ過ぎた日があり、その後(5日間程前)に嘔吐が認めらた。かかりつけ動物病院にて吐気止め等の処方を受け、その後、嘔吐はとまっている。それ以外については大きな問題はなく、食欲もあり、安定した生活をしているといえる。血液学的変動、血液生化学的変動はなんら認められない。
〔併用処方薬等〕COX-2阻害薬
〔免疫療法目的・方針〕 腫瘍性変化の進行遅延ならびにQOLの維持。2週間隔で投与維持。
11/27:院内培養室にて単核球層を分離し、抗CD3抗体に播種〜継代開始
12/04:院内培養室にてIL-2を感作
12/11:活性化自己リンパ球移入療法3回目予定
KUちゃん(犬:MIX 13歳11ヶ月)
〔疾患名〕鼻腔腺癌 (2年前の大学病院受診時にMRI検査にて評価との事)
〔主訴〕腫瘍性病変の進行遅延ならびにQOLの維持を目的とした免疫療法を希望。少し食べない時もあるが、ジャーキー等のおやつ類は喜んで食べている。食欲をそそるよな工夫をすると一気に食べてくれる。どこからか出血しているようだが、出血点が明確でない。のべ15分程度であるが、散歩の時間が長くなり、足のふらつきがなくなっている。
〔免疫療法関連処置〕免疫療法用血液スクリーニング検査、血液塗抹検査、活性化自己リンパ球培養用採血 (左頚静脈より8ml) 肝臓・腎臓代謝機能、聡蛋白値、アルブミン値、カルシウム/リン比、電解質バランス、血糖値に特記すべき異常は認められない。赤血球関連項目に数的変動(低減)が認められるが、ごく軽度の所見であり、現段階では臨床的意義は低いと考える。
〔併用処方薬等〕かかりつけ動物病院にてピモベンダン、塩酸ベナゼプリル等、僧帽弁閉鎖不全症に起因するうっ血性心不全に対する処方。持続的な高窒素血症に対して吸着剤処方経過中
〔免疫療法目的・方針〕 腫瘍性変化の進行遅延ならびにQOLの維持。3週間隔での投与5回完了後、4週間間隔にて投与経過中。
11/14:院内培養室にて単核球層を分離し、抗CD3抗体に播種〜継代開始
11/24:院内培養室にてIL-2を感作
12/05:自己活性化リンパ球移入療法14回目予定。





