KUちゃん(犬:MIX 13歳11ヶ月)
〔疾患名〕鼻腔腺癌 (2年前の大学病院受診時にMRI検査にて評価との事)
〔主訴〕腫瘍性病変の進行遅延ならびにQOLの維持を目的とした免疫療法を希望。一週間ほど前から口腔内からの出血が始まり、食べにくそうな状況が数日あり、その後、食欲が低下してきている。腫瘍部の腫大・腫脹が顕著になってきた。
〔免疫療法関連処置〕左頚静脈より翼状針経由にて自己活性化リンパ球点滴投与
〔併用処方薬等〕かかりつけ動物病院にてピモベンダン、塩酸ベナゼプリル等、僧帽弁閉鎖不全症に起因するうっ血性心不全に対する処方。持続的な高窒素血症に対して吸着剤処方経過中。抗生物質ならびに塩酸シプロヘプタジンを処方。
〔免疫療法目的・方針〕 腫瘍性変化の進行遅延ならびにQOLの維持。3週間隔での投与5回完了後、4週間間隔にて投与経過中。
12/19:活性化自己リンパ球培養用採血15回目予定。
KUちゃん(犬:MIX 13歳11ヶ月)
〔疾患名〕鼻腔腺癌 (2年前の大学病院受診時にMRI検査にて評価との事)
〔主訴〕腫瘍性病変の進行遅延ならびにQOLの維持を目的とした免疫療法を希望。少し食べない時もあるが、ジャーキー等のおやつ類は喜んで食べている。食欲をそそるよな工夫をすると一気に食べてくれる。どこからか出血しているようだが、出血点が明確でない。のべ15分程度であるが、散歩の時間が長くなり、足のふらつきがなくなっている。
〔免疫療法関連処置〕免疫療法用血液スクリーニング検査、血液塗抹検査、活性化自己リンパ球培養用採血 (左頚静脈より8ml) 肝臓・腎臓代謝機能、聡蛋白値、アルブミン値、カルシウム/リン比、電解質バランス、血糖値に特記すべき異常は認められない。赤血球関連項目に数的変動(低減)が認められるが、ごく軽度の所見であり、現段階では臨床的意義は低いと考える。
〔併用処方薬等〕かかりつけ動物病院にてピモベンダン、塩酸ベナゼプリル等、僧帽弁閉鎖不全症に起因するうっ血性心不全に対する処方。持続的な高窒素血症に対して吸着剤処方経過中
〔免疫療法目的・方針〕 腫瘍性変化の進行遅延ならびにQOLの維持。3週間隔での投与5回完了後、4週間間隔にて投与経過中。
11/14:院内培養室にて単核球層を分離し、抗CD3抗体に播種〜継代開始
11/24:院内培養室にてIL-2を感作
12/05:自己活性化リンパ球移入療法14回目予定。
KUちゃん(犬:MIX 13歳11ヶ月)
〔疾患名〕鼻腔腺癌 (2年前の大学病院受診時にMRI検査にて評価との事)
〔主訴〕腫瘍性病変の進行遅延ならびにQOLの維持を目的とした免疫療法を希望。食べる日、食べない日のムラが大きいが、食べる気になった時にはドカ食いをする。日常生活は安定しており、散歩中に走ったりする事もある。
〔免疫療法関連処置〕点滴投与用静脈留置、自己活性化リンパ球点滴投与
〔併用処方薬等〕かかりつけ動物病院にてピモベンダン、塩酸ベナゼプリル等、僧帽弁閉鎖不全症に起因するうっ血性心不全に対する処方。持続的な高窒素血症に対して吸着剤処方経過中
〔免疫療法目的・方針〕 腫瘍性変化の進行遅延ならびにQOLの維持。3週間隔での投与5回完了後、4週間間隔にて投与経過中。
11/14:活性化自己リンパ球培養用採血14回目予定。
KUちゃん(犬:MIX 13歳11ヶ月)
〔疾患名〕鼻腔腺癌 (2年前の大学病院受診時にMRI検査にて評価との事)
〔主訴〕腫瘍性病変の進行遅延ならびにQOLの維持を目的とした免疫療法を希望。食べる日、食べない日のムラが気になるが、食べるときは充分に食べてくれている。
〔免疫療法関連処置〕免疫療法用血液スクリーニング検査、血液塗抹検査、活性化自己リンパ球培養用採血 (左頚静脈より8ml) 血中カリウム値に軽度の低減が認められる。利尿剤投薬に起因するものと考える。
〔併用処方薬等〕かかりつけ動物病院にてピモベンダン、塩酸ベナゼプリル等、僧帽弁閉鎖不全症に起因するうっ血性心不全に対する処方。持続的な高窒素血症に対して吸着剤処方経過中
〔免疫療法目的・方針〕 腫瘍性変化の進行遅延ならびにQOLの維持。3週間隔での投与5回完了後、4週間間隔にて投与経過中。
10/17:院内培養室にて単核球層を分離し、抗CD3抗体に播種〜継代開始
10/24:院内培養室にてIL-2を感作
10/31:自己活性化リンパ球移入療法13回目予定。
KUちゃん(犬:MIX 13歳11ヶ月)
〔疾患名〕鼻腔腺癌 (2年前の大学病院受診時にMRI検査にて評価との事)
〔主訴〕腫瘍性病変の進行遅延ならびにQOLの維持を目的とした免疫療法を希望。昨日あたりはずいぶんと食べていたが、少しムラがある。咳がたまに出る事があるが、気になる程ではない。昨年の今頃に比べると格段に元気に思える。
〔免疫療法関連処置〕点滴投与用静脈留置、自己活性化リンパ球点滴投与
〔併用処方薬等〕かかりつけ動物病院にてピモベンダン、塩酸ベナゼプリル等、僧帽弁閉鎖不全症に起因するうっ血性心不全に対する処方。持続的な高窒素血症に対して吸着剤処方経過中
〔免疫療法目的・方針〕 腫瘍性変化の進行遅延ならびにQOLの維持。3週間隔での投与5回完了後、4週間間隔にて投与経過中。
10/17:活性化自己リンパ球培養用採血13回目予定。
KUちゃん(犬:MIX 13歳11ヶ月)
〔疾患名〕鼻腔腺癌 (2年前の大学病院受診時にMRI検査にて評価との事)
〔主訴〕腫瘍性病変の進行遅延ならびにQOLの維持を目的とした免疫療法を希望。腫れている部分からの排液が普段より多く認められた。生活はとても安定しており、散歩へ行って、仲のよ良くない子に吠えたりしている。
〔免疫療法関連処置〕免疫療法用血液スクリーニング検査、血液塗抹検査、活性化自己リンパ球培養用採血 (左頚静脈より8ml) 赤血球関連項目にごく軽度の数的変動(低減)が認められるが。臨床上問題になるとは考えない。
〔併用処方薬等〕かかりつけ動物病院にてピモベンダン、塩酸ベナゼプリル等、僧帽弁閉鎖不全症に起因するうっ血性心不全に対する処方。持続的な高窒素血症に対して吸着剤処方経過中
〔免疫療法目的・方針〕 腫瘍性変化の進行遅延ならびにQOLの維持。3週間隔での投与5回完了後、4週間間隔にて投与経過中。
09/12:院内培養室にて単核球層を分離し、抗CD3抗体に播種〜継代開始
09/19:院内培養室にてIL-2を感作
09/26:自己活性化リンパ球移入療法12回目予定。
KUちゃん(犬:MIX 13歳11ヶ月)
〔疾患名〕鼻腔腺癌 (2年前の大学病院受診時にMRI検査にて評価との事)
〔主訴〕腫瘍性病変の進行遅延ならびにQOLの維持を目的とした免疫療法を希望。たまに頑として食べないときがある。心臓への負担を避けるため、強めにクーラーをかけているので本人は快適そうだ。
〔免疫療法関連処置〕点滴投与用静脈留置、自己活性化リンパ球点滴投与
〔併用処方薬等〕かかりつけ動物病院にてピモベンダン、塩酸ベナゼプリル等、僧帽弁閉鎖不全症に起因するうっ血性心不全に対する処方。持続的な高窒素血症に対して吸着剤処方経過中
〔免疫療法目的・方針〕 腫瘍性変化の進行遅延ならびにQOLの維持。3週間隔での投与5回完了後、4週間間隔にて投与経過中。
09/12:活性化自己リンパ球培養用採血12回目予定。
KUちゃん(犬:MIX 13歳11ヶ月)
〔疾患名〕鼻腔腺癌 (2年前の大学病院受診時にMRI検査にて評価との事)
〔主訴〕腫瘍性病変の進行遅延ならびにQOLの維持を目的とした免疫療法を希望。暑い日が続くので散歩へはいけないが、クーラーの効いた室内で快適に暮らしている。たまに食べない日もあるが、昼夜と問わず食べるときは充分に食べている。
〔免疫療法関連処置〕免疫療法用血液スクリーニング検査、血液塗抹検査、活性化自己リンパ球培養用採血 (左頚静脈より8ml) 腫瘍部の腫脹に起因すると考えられる軽度〜中等度の白血球数の増多が認められる
〔併用処方薬等〕かかりつけ動物病院にてピモベンダン、塩酸ベナゼプリル等、僧帽弁閉鎖不全症に起因するうっ血性心不全に対する処方。持続的な高窒素血症に対して吸着剤処方経過中
〔免疫療法目的・方針〕 腫瘍性変化の進行遅延ならびにQOLの維持。3週間隔での投与5回完了後、4週間間隔にて投与経過中。
08/08:院内培養室にて単核球層を分離し、抗CD3抗体に播種〜継代開始
08/15:院内培養室にてIL-2を感作
08/22:自己活性化リンパ球移入療法11回目予定。
KUちゃん(犬:MIX 13歳11ヶ月)
〔疾患名〕鼻腔腺癌 (2年前の大学病院受診時にMRI検査にて評価との事)
〔主訴〕腫瘍性病変の進行遅延ならびにQOLの維持を目的とした免疫療法を希望。また生活に活発さが増してきた。眼瞼から腫脹部分の貯留物が排液されている。食欲は概ね安定していると思える。
〔免疫療法関連処置〕点滴投与用静脈留置、自己活性化リンパ球点滴投与
〔併用処方薬等〕かかりつけ動物病院にてピモベンダン、塩酸ベナゼプリル等、僧帽弁閉鎖不全症に起因するうっ血性心不全に対する処方。持続的な高窒素血症に対して吸着剤処方経過中
〔免疫療法目的・方針〕 腫瘍性変化の進行遅延ならびにQOLの維持。3週間隔での投与5回完了後、4週間間隔にて投与経過中。
08/08:活性化自己リンパ球培養用採血11回目予定。
KUちゃん(犬:MIX 13歳11ヶ月)
〔疾患名〕鼻腔腺癌 (2年前の大学病院受診時にMRI検査にて評価との事)
〔主訴〕腫瘍性病変の進行遅延ならびにQOLの維持を目的とした免疫療法を希望。一週間ほど前に口腔内から出血した。数日間持続的な出血が認められたが、元気・食欲には影響が無かった。
〔免疫療法関連処置〕免疫療法用血液スクリーニング検査、血液塗抹検査、活性化自己リンパ球培養用採血 (左頚静脈より8ml) 口腔内出血に起因すると考えられる軽度の赤血球数・ならびにヘマトクリット値の低減が認められる。
〔併用処方薬等〕かかりつけ動物病院にてピモベンダン、塩酸ベナゼプリル等、僧帽弁閉鎖不全症に起因するうっ血性心不全に対する処方。持続的な高窒素血症に対して吸着剤処方経過中
〔免疫療法目的・方針〕 腫瘍性変化の進行遅延ならびにQOLの維持。3週間隔での投与5回完了後、4週間間隔にて投与経過中。
07/11:院内培養室にて単核球層を分離し、抗CD3抗体に播種〜継代開始
07/18:院内培養室にてIL-2を感作
07/25:自己活性化リンパ球移入療法10回目予定