−獣医再生医療・細胞療法についてのお知らせ−
神奈川県動物病院|神奈川県大和市中央林間の動物病院|ひらの動物病院|再生医療及び細胞療法実施施設の届出病院|犬の間葉系幹細胞療法・脂肪幹細胞療法、免疫療法・自己活性化リンパ球移入療法の実施病院です|ひらの動物病院では間葉系幹細胞療法の他、犬・猫の腫瘍科診療に力をいれており、腫瘍外科手術、化学療法(抗癌剤治療・抗がん剤治療)のみならず、がん免疫療法(免疫治療・活性化リンパ球療法)、緩和医療(痛みのケア)を積極的に取入れ、ホリスティックにQOL(生活の質)を支えます

※コメント・メールによるご質問等は受け付けておりません。免疫療法に関するご質問は、ひらの動物病院:046(272)5300までお問合せください 〒242-0007神奈川県大和市中央林間2−3−11 ひらの動物病院 http://www.hirano-vets.com
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# HNちゃん(血管肉腫):活性化自己リンパ球投与12回目

HNちゃん (犬:ブル・ドッグ 9才6ヶ月、脾臓血管肉腫にて脾臓全摘出。病理組織学的検査にて副脾(腹腔内)への播種が認められた:2009年11月末診断)


〔主訴〕年齢・体力的な配慮、家族の希望として外科療法・化学療法は望まない。先週から採食量が落ちてきている。肉類をまぜてやると肉類はあげたぶんだけ完食するが、フードを食べない。だるそうに寝ている時間が多くなってきた。先週、かかりつけ動物病院を受診し、注射をうけた。



〔免疫療法関連処置〕免疫療法用血液スクリーニング検査、血液塗抹検査、犬C-反応性蛋白定量、点滴投与用静脈留置、自己活性化リンパ球点滴投与  (血液学的検査上、貧血、腹腔内出血を示唆する所見は認められない。血液生化学的検査において、軽度の高蛋白血症ならびに軽度〜中等度の血中窒素濃度(BUN値)の増多(20.9mg/dl→52.6mg/dl)が認められ、採食内容に誘導された高窒素血症が考えられると判断。維持液500ml点滴の上、吸着剤処方。かかりつけ動物病院と連携の上、反復的な検査、ならびに補液処置等が必要と考える。


〔免疫療法目的・方針〕 腫瘍性変化の進行遅延。QOLの維持。2週間隔6回投与完了後、3週間隔2回投与、4週間隔4回投与。その後、任意の間隔にて投与維持。
●次回、活性化リンパ球培養用採血13回目については、電話連絡にて予約予定。

| - | - | 13:38 | category: HNちゃん(犬:血管肉腫) |
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獣医免疫療法実績掲載情報 -臨床誌-

ひらの動物病院:活性化自己リンパ球移入療法(CAT療法)の実施により15ヶ月間の良好なQOLが得られた犬の肝細胞癌の一例.Companion Animal Practice.チクサン出版:49-55,No.260.2011.


ひらの動物病院:不完全切除後の乳腺癌症例に対して活性化自己リンパ球移入療法(CAT療法)を実施し,12カ月間の局所再発ならびに転移の制御,良好なQOLが得られた犬の一例.Companion Animal Practice.チクサン出版:59-66,No.258.2010.
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